悩み多き海外での歯科治療

海外で急に歯が痛くなったら?突然詰め物が取れてしまったら?考えただけで恐ろしい。。。

海外での歯のトラブルには高額な治療費がかかる!と刷り込まれております故。

海外旅行保険でも、歯の治療費はオプションなので、歯だけは日本に一時帰国の時に診てもらうと聞きます。

今回は、シンガポールで初めての歯科治療体験の話です。

詰め物が取れた!どうしよう!

会社のデスクでセブンのおにぎりを食べていた時のこと。急にガリッという歯ごたえがあり、恐る恐る出してみると、、、奥歯の詰め物が取れていました。

まさかおにぎりで取れるとは!!!

そして、すぐ脳裏に浮かんだのが「歯医者どうしよう!$1,000(約8万円)くらいは覚悟しなければいけないか?」でした。

会社によっては、年間例えば$500まで歯の治療費を出します、と言うところもありますが、我が社はそのような福利厚生はなし。

とりあえず、ネットで「シンガポール、歯医者」で検索。

ブログなどで情報をあげてくださっている方々の多くは、日系の歯医者に通っていました。

ローカルの歯医者での治療について書いていらっしゃる方も少数ながらいて、とても参考になりました。

また、詰め物が取れたことに動揺し、すぐSNSで「どうしよう!」と投稿したら、すぐさま、たくさんの方からシンガポールでの歯科治療について情報をいただきました。

国境を超えて、マレーシアのジョホールで治療を受けると言う選択肢もあるよ!と教えてくださった方も。さすが日本人ネットワーク、素晴らしいです。

で、とりあえず、ネットで見つけたローカルの歯医者に行ってみようと思っていたわけです(会社の近くだった)。

NUHでの歯科治療を紹介してもらう

ローカルの歯医者に予約の電話を入れる前に、会社の同僚に「行きつけの歯医者を教えてくれないか?」と聞いたところ

「それなら副社長に聞くべし!」とのことだったので、早速聞いてみると、NUHのOral Centreを紹介してくれました。

副社長はNUS(シンガポール国立大学)卒の才女で、なんでも同級生が以前NUH(国立大学病院)のCEOを務めており、いい歯科医を紹介してもらったとのことでした。

通常は、NUHのOral Centreに電話をしても、まぁ滅多なことでは繋がりません。延々と保留音楽が流れるだけです。

今回は、副社長からドクターのアシスタントに直接連絡をしてもらい、たまたまキャンセルが出たので診てもらえることになりました。

アシスタントというのは事務的なことだけでなく、治療の際に歯科助手としてサポートをする人です。アシスタントがドクターのスケジュールも把握しています。

紹介されたドクターをネットで検索してみると、、いろいろな協会の役員を歴任している有名なお方でした。

治療費にビビった私は、副社長に「有名な先生なので、治療費が心配です。」と正直に打ち明けました。

すると「NUHはプライベートな病院ではないので治療費は高額でないし、彼は腕のいい歯科医だから心配無用。」と言われ、、

でも、当日、恐る恐る病院を訪れたのでした。

目しか出ていないのに溢れる気品とNUS人脈

予約日当日、最寄り駅のサークルラインKent Ridge駅に降り立つと、そこは病院を中心とした、巨大な街でありました。

モールやフードセンターを通ってOral Centreへたどり着くと、待ち時間もなく早速治療開始。

かなりビビっていた”有名なドクター”は、マスクで目しか出ていないのに、もう気品と知性が溢れ出ている感じで

治療中、しみたりしないか、痛みはないか、気にかけてくれて、これからこういう処置をするからと事細かに説明してくれました。

手際よく治療を終わらせ、今後の方針と、娘の矯正のことを相談し、次回の予約をアシスタントと決めて、最後に恐怖のお会計へ。

金額は、、、初診料なしの、とってもリーズナブルなお値段でした。覚悟していた金額の1/10よりずっとずっとお安い!

今回の歯科治療体験で一番感じたことは、治療費の事もさることながら、実は、NUS人脈でした。

シンガポールで一番、いや、最近は世界の大学ランキングでも、NUSはランキングの上位に位置する大学ですが、

卒業生は、政府や軍やビジネス界において重要なポストについていて、彼らの人脈こそが価値のあるものだと感じました。

私は、一庶民として、ちゃっかり副社長のNUS人脈を使わせてもらいました。

なかなか予約の取れないOral Centreですが、受付の人に聞いたところ、予約なしのWalk-inでも先生が空いていたら治療を受けられる可能性があるとのことです。

次回の予約は、3月末。娘と一緒に矯正の相談に行きます。それについてもまたご報告します。